桜が散るこの季節になると、鈴木清順監督の"陽炎座"が観たくなります。
泉鏡花を原作に鬼才田中陽造が脚本を起こし、鈴木清順が演出した映像歌舞伎。
奇妙な編集や台詞回し、妖気を発する役者達の演技、歌舞いた演出と極彩色の映像が映し出す妖艶な世界観...
桜が散りゆく刹那を捉えて2時間のフィルムに焼き付けたような、最高の娯楽作品です。
鈴木清順と言えば、こちらもハードボイルド仕立ての最高級娯楽作品。
作中に流れるテーマ曲の歌詞がたまりません。
※以下抜粋
男前の殺し屋は 香水の匂いがした
「おい女は抱いて来たのか!」
「・・・湯たんぽでも抱きな。」
曲がったネクタイを 気にして死んだ
(Tajif)
"陽炎座"/DVD
鈴木清順
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