2009年2月16日月曜日

Youssou N'Dour 魂の帰郷


映画を見に行ってきました。
Youssou N'Dour がアフリカ音楽の痕跡を追って旅をするロードムービー
でエネルギッシュで美しい映画でした。
楽曲も素晴らしく斜め前にいたサラリーマン風のおじさんは今にも踊り
だしそうな程ノってました。笑

◇ストーリー
ユッスー・ンドゥール。サッカーワールドカップ・フランス大会の公式賛歌
やTVCMなどを通じて、日本でも名の通ったセネガル出身の世界的
ミュージシャンである。
ラテンミュージックやジャズ、ブルースに自分の音楽との共通性を感じた
彼は今を生きる黒人が苦痛に満ちた過去をどう受け止め、生きていくかを
示すため“ジャズ”をテーマに“根源への回帰・民族の記憶を辿る旅”に出る
ことを決めた。
盲目のジャズピアニスト、モンセフ・ジュヌを音楽ガイドに、
2人でアトランタからニューオリンズ、ニューヨーク、ルクセンブルグ、
そして祖国セネガルのゴレ島へと向かう。
道中、数多くの著名人や様々なミュージシャンと出会うユッスーとモンセフ
アトランタのゴスペル歌手W・マイケル・ターナーJr、ニューオリンズの
ドラム奏者アイドリス・ムハンマド、ニューヨークではコントラバス奏者
ジェームズ・カマックや詩人アミリ・バカラ……。
彼らとセッションや対話を繰り返しながら旅は続く。
それは、過去・現在・未来といった時間的なものだけではなく、大陸や文化
といった地理的・物理的な違いをも越え、音楽を通じて共存する新しい道を
照らし出す旅でもあった。
やがて辿りついた最終目的地、ゴレ島。アフリカ西端にあるこの島からは
かつて奴隷貿易により1500万~2000万もの黒人奴隷がアメリカへ送られ
600万人が亡くなったという。
別れを惜しみ、魂の嘆きを込めた彼らの音楽が、海を越えやがて世界中に
広まっていったのだ。
ユッスーが各地で出会ったジャズやゴスペルといった音楽のルーツが
ここにあった。
多くの犠牲者を出したゴレ島へ帰ってきたユッスー・ンドゥール。
その魂の歌声が響く……。




dai

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