2009年2月11日水曜日

Love Saves the Day


昨年末、ウチに来訪したMoochyに薦められて読んだ"Love Saves the Day"。

デイヴィッド・マンキューソがバレンタイン・デーに開いたPartyの名前を題名に掲げたこの本は、1970~79年のDance Music Sceneで様々なClubの置かれていた状況や人間模様、社会情勢、ゲイ・カルチャー、メジャーな音楽業界との関係等をデイヴィッド・マンキューソ、ニッキー・シアーノ、フランソワ・K、フランキー・ナックルズ、ウォルター・ギボンズ、ルイ・ヴェガ等といったDJ達やPartyに魅せられた多くの人達の膨大なインタビューを元にリアルに描いた珠玉のクラブ・カルチャー史です。
著者ティム・ローレンスのPartyに対する想いが、1970年代Dance Musicの最も影響力があった時代の熱気を文面に浮かび上がらせてくれます。
途中に挟まれている当時の写真やDJ達が掛けていたセレクト・ディスコグラフィなんかも嬉しい。

「俺の考えていた世界のあり方が、そのまま反映されていた。誰もがそこにいて、家族みたいで、対立なんかどこにもない。音楽がそういう場所に連れてきてくれた。まさに音楽が家(home)に帰ってくるための鍵だったんだ。」David Mancuso

何故Partyをやるのか?何故Partyに行くのか?
そんな事を改めて考えさせてくれる一冊です。



(Tajif)









"MAESTRO"/DVD
Josell Ramos

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